国内発行数3億枚以上、1人平均2.5枚のクレジットカードを持つ世の中…
皆さんは何枚クレジットカードをお持ちでしょうか?
お店の人の勧めや、「たくさん持っていればその分特典が利用できる」という気持ちで
4枚以上持っている方は、ちょっと多すぎかもしれませんよ?
一般的にクレジットカードの所持数は、メインカードとサブカードの2枚程度がベストと言われています。
クレジットカードをたくさん持つことの問題点とは
「お得だから」とついたくさんのカードを作ってしまいがちですが、
以下のような問題点も考慮しておきましょう!
■コストの増加
デパート系カードなどでよくあることですが、「初年度無料」「ポイント…」「割引が…」
などの店員の宣伝文句でついつい作ってしまう方も多いと思います。
良く行くお店ならまだしも、あまり行かないお店で作ってしまうのは考えもの。
年会費無料なら損することはありませんが、
大抵のカードは「1,312円」程度の年会費が発生しますので、
使わずに財布の中に入れておいただけでも年間「1,312円×カード枚数」分吸い取られてしまうわけです。
カードを10数枚持っている方はそれだけで、ゴールドカード並の年会費を払っているかもしれません!
■紛失・盗難リスクの増加「重要!」
カードが多ければ多いほど、どうしても管理がおろそかになってしまうのは当然ですよね。
あまり使わないカードを財布や引き出しに無造作に入れておく方もいますが、
そんな状態ではいつ紛失してもおかしくありません。
このような状態であれば盗まれたり、不正利用される確率が増す他、
「盗まれたことにすら気付かない・・・」といったケースも。
カードの請求書が届くのは翌月なので、それまで犯人に散々カードを使われた挙句、
被害に気付かないため余裕で逃げ切られてしまいます。
紛失・盗難保険があるから大丈夫では?
大抵のクレジットカードには「紛失・盗難保険」というものが付帯していますので、
このような被害にあった場合でも"被害額を全額補償"してくれるから安心…。
かと思いきや、
暗証番号が誕生日などわかりやすかったり、管理がいいかげんなど利用者側にも責任が認められた場合、
全額補償にならないケースも多いようです。
カード会社によっては、「暗証番号を使用した取り引き・キャッシングやローン」の不正利用は
補償外などとしているところもありますので、紛失・盗難保険などを過信しすぎるのも危険です。
上で説明しました通り、コスト面はもちろん、なにより盗難・紛失による危険を回避するためにも、
クレジットカードは少数に絞りこんで使って行きたいところです。
少数精鋭で活用していくことで年会費などのコストや不正利用のリスクを減らせるほか、
1枚のカードを集中的に使うため、ポイントやマイレージも分散せずに貯めることができます。
欲しかった商品や無料航空券と素早く交換ができるなど大変おトクですよ。
「たまにしか使わないカード」、「知り合いに頼まれて作った義理カード」
「費用対効果で年会費の元が取れていないカード」などは即座に解約し、
日常でよく使うカードだけ(1〜3枚程度)に絞り込んで行きましょう!
>>カードの枚数が多く、なかなか絞り込めない方は注目!クレジットカードの絞り込み方はこちらで解説。
>>次のページでは「メインカードの選び方」を紹介しております。